私が尊敬する安岡正篤氏の本で「安岡正篤一日一言」がある。
あらためて読んでみて、心に残ったひとつに「思考の三原則」
というのがある。
第一は、目先に捉われないで、出来るだけ長い目で見ること。
第二は、物事の一面に捉われないで、出来るだけ多面的に、
出来得れば全面的に見ること。
第三は、何事によらず枝葉末節に捉われず、根本的に考える
ということ。
目先だけで見たり、一面的に考えたり、枝葉末節からだけで
見るのに対し、 長期的、多面的、根本的に考えるというのとでは
大変な違いがある。
物事によっては、その結論が全く正反対ということになることが
少なくない。
特に難しい問題を考えるときには、「思考の三原則」を意識して、
思考の訓練に努めてまいりたいと考えている。