2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

役員退職金税制が変わる? パート2

●パート1からつづき 裁判長は判決で、類似の比較法人の間の平均値は個々の企業の特殊性が 取捨され、平準化された数値として評価することは困難としたうえで、 創業者の同社への貢献度に鑑み、類似企業の最高額を超えていない退職金 6億7千万円は「妥当」と…

役員退職金税制が変わる? パート1

● 役員退職金の判断に大きな変革が訪れるかも知れません。全国的に人気 のある泡盛「残波(ざんぱ)」で知られる比嘉酒造(沖縄・読谷村)が、 役員への退職金や役員報酬が「高額すぎる」として否認された処分の取り 消しを求めた裁判で、東京地裁は「不当に…

パナマ文書とタックスヘイブン パート2

●パート1からつづき このタックスヘイブン対策税制は、租税負担割合が20% 未満等の外国子会社等の所得を内国法人等の所得とみなし、 その外国子会社等の株式等を一定以上保有する日本の内国法人 や居住者の所得に合算して課税する制度です。 ただし、租…

パナマ文書とタックスヘイブン パート1

● 中米パナマの法律事務所から流出した文書、いわゆる 「パナマ文書」に関連してタックスヘイブンにかかる 報道が注目されています。 文書が流出したパナマの法律事務所は、タックスヘイ ブン(租税回避地)と呼ばれる国や地域で会社の設立 などを手がけてい…