借入金の妥当額について  パート3

 ●パート2から続き
   たとえば、1000万円を借り入れて、5年で返済をするとすれば、
  年平均で200万円を返済することになります。税金の負担も考えると、
  200万円÷(1−25%)=266万円の利益が必要となります。

  
   ※会社が決算で計上する減価償却費があれば、その分も返済の原資と考え
    ますが、話が複雑になるので今回は省略して考えています。


  このケースでは、会社は毎年266万円の利益を出さないと、借入金は
  返済できないことになります。


 ● 借入金を確実に返済するためには、その返済額から年間で必要な利益を
  見積もって、その利益を計上できるように経営戦略を考えるべきです。
  借入金はポイントを押さえておこなえば、必要以上に恐れることはない
  と思います。