桶狭間の戦いに学ぶ

 ● 2万5千といわれる大軍を引き連れて尾張に侵攻した
  大名・今川義元に対し、尾張の大名・織田信長が10分1程
  ともいわれる軍勢で本陣を強襲し、今川義元を討ち取って
  今川軍に勝利した。この有名な「桶狭間の戦い」は、まさに
  「弱者の戦略」の代表的な例といえます。
 

 ● 「弱者の戦略」に全体発想をすて細分化する。というのが
  あります。劣勢軍が優勢軍と全面戦争をしたら勝ち目はあり
  ません。しかし、優勢軍にも弱い所があるはずです。そこに
  戦力を集中すれば勝てます。強い相手も、全体をいくつかに
  区分して見ると弱い所が発見できます。
  どこを攻撃するかその突破口の発見は細分化から始まります。


 ● 細分化は、商品構成、販売地域、商品流通経路、財務内容
  組織・人材開発の分野で行います。
  商品の細分化は、用途別、デザイン別などで競合の少ない
  商品を狙います。これを「スキ間商品」と呼びます。
  商品のスキ間を発見するには、最終利用者に近づきジックリ
  観察する必要があります。


 ● くりかえし言うと
    「弱者はことをなすに当たり全体発想を捨て、細分化
     して考える習慣を身に付けることです。」