相続税に「遺言控除」の創設を検討 パート1

 ● 自由民主党政務調査会家族の絆を守る特命委員会で、「遺言控除」
 の導入が検討され、注目されています。
  「遺言控除」とは、亡くなられた被相続人の遺言に基づいて相続が
 された場合に、相続税基礎控除に上乗せして一定額を控除する制度です。
  導入されれば、遺言に基づいて遺産分割を促進することで遺産分割
 をめぐる紛争の抑止につながり、また、介護による貢献に見合った
 遺産相続を促進することが期待されます。


 ● 委員会の資料でも示された日本公証人連合会のHPの「平成26年に
 おける遺言公正証書等作成件数について」によると、平成26年の遺言
 公正証書作成件数は104,490件で、相続・遺言に対する関心が
 高まっており、遺言公正証書の作成件数が増加傾向にあることが
 わかります。
                       (パート2へつづく)