富山の薬売り・七楽の教え

 
   ●楽すれば
      楽が邪魔して
        楽ならず
          楽せぬ楽が
            はるか楽々

    富山の売薬業界は江戸時代から300年以上も続く業界。
    この業界に代々伝わってきた「七楽の教え」には、
    全国の津々浦々を「先用後利」を基本理念に黙々と配置薬
    を売り歩いた富山県人の汗と涙の生き様が秘められている。
    どの職業も長続きしてこそ本物。
    秘訣は、当事者の我慢と辛抱の忍耐力が決め手。
    「若い時の苦労は買ってでもせよ」の諺通り、苦労は自分
    を鍛える最高の教育。
    苦労の中で得た様々な経験は、学校では学べない、金でも
    買えない一生の宝物。その宝物が後半の人生を支えてくれる。
                    (田中真澄書籍より)