期末になると、顧問先の社長様から「利益は出たが法人税を払うお金がない。
節税法はないか」とよく聞かれます。
節税はいいことですが、節税の金額よりも対策に使う金額が大きく、
結局、節税で資金繰りが苦しくなることがあります。
冷静に考えて、資金繰りを良くする解決策は大きく言えば3つです。
(1)業績をあげて税引き後の利益の内部留保を溜める。
(2)取引条件を整理して資金繰り上好ましい環境をつくる。
(3)投資をコントロールする。
このなかで(1)が神髄ですが、これは顧問先に伝えにくい、
または伝わらない場合が多いです。
私は、節税相談にのるとき、資金繰りを楽にするには背景にある本質
について直言する必要があるように思います。