個人が電気を電力会社に売る

 
 ● 太陽光による発電システムを導入している家庭が、余剰電力を
  電力会社に販売するケースが大幅に増加しているという。
  電力会社の買い取り単価は、最近大幅に引き上げられたそうで、
  1キロワット当たり48円(一般住宅の場合)だそうだ。

 ● 税務上の取り扱いは、一般家庭の売電気料は「雑所得」となる。
  そのため、他の雑所得と合わせて20万円以上となる場合には確定申告
  が必要になる。ちなみに、太陽光発電に必要な設備の設置に要した費用
  について経費となるかどうか、国税当局は、「余剰部分にかかった経費 
  はこれだけと明確に区分できなければ、経費として認められない可能性
  もある」としている。

 ● また、発電設備の設置にかかる優遇特例として、「住宅リフォーム減税」
  が活用できるケースがある。これは個人が自宅の改装を行った際に税額
  控除を受けられる制度だ。ただし、すべての居室の窓全部を改修したうえ
  で設置した場合にしか適用されない。

 ● まさに、環境重視の時代、エコへの配慮によってさまざまな優遇特例
  があるようだ。