●消費税率の引き上げ
今回、「消費税法等改正法案」が可決成立しました。これで、消費税の
税率は2014年4月に8%に2015年10月に10%に引き上げに
なります。中小零細企業にとって消費税の価格転嫁ができるかどうかが
ポイントになります。日本商工会議所など中小企業4団体の調査によると
消費税率を引き上げれば中小零細企業の7割は消費税を販売価格に転嫁でき
ないという結果がでています。
●より厳しくなる中小企業経営
消費税の価格転嫁ができないとすれば、消費税の増税分が売上高の減少
ということになり利益を圧迫することになります。
国税庁によれば昨年の新規滞納額6073億円のうち53%は消費税だと
いうことです。
滞納額が増加しない為にも政府には消費税の「価格転嫁対策」を是非期待
したいものです。