●戦略・組織・人事は三位一体
このような外部環境の変化に機敏に対応しなければ会社の存続が難し
い時代には、それに相応した組織をもち、そのリーダー・メンバーの人
事配置を含めた組織・人事体制を整備しておくことが必要です。その為には
◕現在の組織は外部環境の変化に注意を向け、自社の戦略をチェックし、そ
の変更ができる戦略的機能をもっているか、又はトップ自身がその機能
を果たすことができているか。
◕戦略的機能をもった組織がある場合、そこに求められる資質・能力がある
人材が配置されているか、又はトップ自身がその人材となり得ているか、
等、戦略と組織・人事は一体として考え、戦略担当組織体制の整備・適正
をもったリーダー・メンバーの配置を行うべきです。
それができない場合は、外部環境の変化にうまく適応できないか、対応で
きたとしても極めて非効率な対応になり、事業の衰退を余儀なくされるで
しょう。
●外部環境変化とトップの留意点
どのような時代にあっても変わらざる本質・どこの市場であっても「顧客
のお困り、ご不便を解決する自社の事業」に注意を払い、その点との関係
から外部環境の変化を読み取り、競争優位に立つ戦略を維持・強化する
方針をもって組織と人を育て、活用することに留意したいものです。