● 外部環境の変化にうまく適応して、自社の事業やその進め方を変化
させ、競争優位を保とうとするのが経営戦略です。
近年の外部環境は、グローバルな激しい変化が短期的に次々と起こ
り、内需型事業であっても輸入品の影響を受ける事がありますから、
注意深くその変化を察知して、経営戦略をチェックし、機敏に対応し
ていかなければなりません。
かつての高度成長期には、右肩上がりの経済状況下で、一度立てた
経営戦略の遂行状況をしっかり管理していれば競争優位を維持したり、
成長できるケースが多かったのに対して、現在ではTPP交渉、その
他の貿易協定の行方によって、多様な激しい変化が起りうる時代と
なり、成長期にあるアジア各国の市場を取り込んだ積極的な経営戦略
が必要な時代になるなど状況が一変したのです。(パート2へ続く)