● 会社が発行した株式の数に、その時点の株価をかけた金額を時価総額と
呼びます。この額でその会社の株をすべて買える計算ですから会社の値段
と言うこともできます。株価に連動して時価総額も毎日変化します。
株価が変動する最大の鍵は、会社業積です。業積が好調なら、会社の
先行きに不安が少なく、株主が会社から受け取る配当金が増える可能性も
高まります。このため、株価が上がり時価総額が膨らむ傾向にあります。
● 日本の主な企業の昨年末時点の時価総額を見てみましょう。東証1部に
上場している企業で最も時価総額が大きかったのはトヨタ自動車で、
22兆1361億円でした。
2012年末の時価総額は13兆8092億円だったので1年間で
約60%も増えたことになります。
外国為替相場の円安でトヨタの業積が急速に改善したからです。
(パートへ続く)