令和2事務年度における相続税の調査等の状況 パート1

● 国税庁は、令和2事務年度における相続税の調査等の

 状況を公表しました。

 実地調査件数は5106件(前事務年度比48%)と大幅に

減少しました。このうち申告漏れ等の非違があった件数は4475件、

申告漏れ課税価格は1785億円、追徴税額は482億円でした。

その中でも悪質だと判断され、重加算税が賦課された件数は719件

でした。実地調査1件当たりの943万円(対前事務年度比147%)

と過去10年間で最高となりました。

 

● 無申告事案は、資料情報の収集・活用などの取組みを積極的に行って

課税処理に努めています。令和2事務年度においては、無申告事案の

実地調査1件当たりの追徴税額が1328万円(対前事務年度比148%)

と増加し、統計を取り始めた平成21事務年度以降で最高となりました。

                   (パート2へつづく)