平成28事務年度の相続税調査状況

 ● 国税庁が取りまとめた「平成28事務年度における相続税の調査
  の状況について」によると、実地調査が行われた12,116件の
  うち、申告漏れ等の非違があった件数は9,930件で、非違割合
  は82.0%となっています。


 ● 実地調査件数に占める非違指摘件数の割合は80%を超えており、
  相続税の調査において、依然として高い割合で申告漏れが指摘され
  ています。  
   申告漏れ相続財産の金額の内訳は、現金・預貯金等が1,070
  億円で最も多く、次いで有価証券535億円となっています。


 ● また、贈与税にかかる調査については、実地調査件数が3,722
  件、申告漏れの非違件数は3,434件と、こちらも高い割合で
  申告漏れが指摘されており、申告漏れ課税価格は1,918億円で
  大幅に増加しています。