申告企業7割が赤字で過去最悪

 ● 今回発表された国税庁がまとめた平成20年度分の会社標本調査によると、
 赤字を計上した法人企業数は全260万社中185万6575社で、71.5%
 に及ぶことがわかりました。
 赤字法人の割合が7割を超えるのは、昭和26年の調査開始以来、初めて。
 平成に入ってから最も欠損法人割合が低かったのは平成2年分の48.4%で、
 20年弱で20%の法人が赤字に転じたことになります。

 ● また、営業収入金額は1419兆5138億円で前年度分から9.2%の
 減少。過去最悪の減少率となりました。
 営業収入のうち、利益を計上している法人の総額は834兆5336億円で、
 前年度分と比べて27.0%減少した。
 また、利益計上法人が得た所得金額は35兆2209億円で、前年度分と比べ
 36.2%減。 これらの減少率も過去最悪となった。
 
 ● そのほか、企業の支出のうち、「交際費」については総計3兆2261億円
 で、前年度分比4.6%の減少。この面においても、不況の影響がみられます。