● 今日も残暑が厳しいですね。窓から外を見ても夏のように
ギラギラしています。でも日陰に行けば秋を感じます。
● 決算書の損益計算書には一番上に売上高が表示されています。
一番上にありますので、よく目立ちます。その為「会社の実力
を示す指標」として使われる場合もあります。
ビジネス雑誌も売上高をクローズアップしていますし、又、会社案内
ウエブの会社状況には売上高の推移等が書かれていたりします。
売上高は会社の顔のようなものかもしれません。
● しかし、残念ながら売上高そのものが、経営内容を表すもの
ではありません。経営体質は本当のところ売上高ではなく、
市場占有率が重要だということになります。
会社の本当の実力は市場占有率が大きなウエイトを占めます。
実際、企業では市場占有率が一位の会社は、二位の会社と比べ
て経常利益が2〜4倍多くなっているという事実が調査で
明らかになっています。
● しかし、中小零細企業では市場占有率の測定が非常に難しい
という問題点があります。
小さな会社が日本全国で一位になることはあまりないと
思いますが自社の決めた商品、地域、客層の範囲のどこかで
一位になることは可能です。
● 一位作りの経営とは、一位になれる商品、地域、客層を
見極め、そこに持てる経営資源を集中して投入すべきだと
いう事になります。