● 大震災からの復旧・復興が遅々として進まない状況
の中でも、特に津波被災地でのがれき処理の問題は深刻
です。放射能汚染もほとんど問題ない、岩手や宮城の
がれきなのですが、これこそ風評被害の代表格とも言え
るほど、全国の地方自治体からそっぽを向かれる情けな
い状況。被災地というだけで、嫌悪感を抱く庶民が多数
いるということ。いまこそ、できることで被災地の方々
を応援すべき時なのに、と悲しくなってしまいます。
● また、おむつ業界からは、数年後には大人用おむつの
生産量が乳幼児用を上回るのでは、というショッキング
な予想がなされています。それだけ少子高齢化が深刻で、
おむつはお年寄りがつけるもの、になりつつあるという
のです。人類史上類を見ない早さ、世界一の早さで高齢化
が進む社会はどんなふうになっていくのでしょう?
不況も円高も、国政も将来の税金や年金の話も・・・、
とにかく難問だらけの、想定外の変化だらけの中で、
何だか手をこまねいているだけでは大変です。
● 様々な変化や災害、種々の閉塞感に襲われる社会で、
実は、「今こそ」という勝負所が来ているのではないで
しょうか? それなのに、何となく気持ちが萎縮した
ままで、誰かを批判ばかりして、何もしないままでいる
のは残念ですし、それでは何も良い事は起こりません。