● 今、確定申告真っ盛りです。電子申告が普及してきた為
税務署の窓口も以前ほどの混雑はありませんが、それでも
多くの人が医療費控除やローン控除を受ける為に並んで
いる姿を見かけます。この時期は税に関する関心も高く、
「どうすれば支払った税金が戻ってくるのか?」という
特集を載せた雑誌も書店の店頭に多く並べられています。
納税は国民の義務たはいえ、少しでも税金を安くしたい、
という想いはみんな持っているものです。
しかし、いくら節税をしても所得が多く、多額な税金を納め
ている人もいます。以前は多額納税者の公示制度がありま
した。この制度も個人情報保護という観点からなくなりま
した。
● 民主党政権では今年度の税制改正で個人の最高税率を従来
の50%(所得税40%+住民税10%)から55%に、
相続税の最高税率も従来の50%から55%にしようとして
います。私は税理士として多くの経営者や資産家の確定申告
をさせていただいています。そのような人は実に多くの税金
を支払っていることを知っています。そしてそれらの税金が
国家財政に役立ち、国際貢献に使われています。
私は多額納税者に対してせめて感謝状の一枚でも贈呈して
あげてほしいのです。感謝状など安いものです。その一枚で
納税意識が高まり、「また来年も多くの税金をおさめよう!
」と決意していただけるのです。感謝するから感謝される!
国も地方も多額納税者に対して感謝状を出して納税意欲を
高めて欲しいものです。