2022-01-01から1年間の記事一覧

マルチジョブホルダー制度と源泉徴収 パート1

● 令和4年1月1日から雇用保険マルチジョブホルダー制度が始まりました。 従来の雇用保険制度は、主たる事業所での労働条件が週所定労働時間20時間 以上かつ31日以上の雇用見込み等の適用条件を満たす場合に適用されましたが、 これに対しマルチジョブ…

インボイス制度に関する実態調査 パート2

●パート1からつづき 2 インボイス制度導入に向けた課題 「そもそも制度が複雑でよく分からない」と回答した事業者が4割超。 次いで、「発行する請求書等の様式変更(27.3%)」「受け取った請求 書等のインボイス要件確認(21.4%)「仕入先が免税事業者…

インボイス制度に関する実態調査 パート1

● 日本商工会議所が、令和5年10月から始まる「消費税インボイス制度」 に関する実態調査結果を発表しました。 調査対象は各地商工会議所の会員企業、調査機関は2021年6月7日 から7月2日、経営指導員等によるヒアリング調査にて実施されたもので、…

みなし解散と法人税等申告 パート2

●パート1からつづき 直近では、令和3年10月14日(木)に法務大臣から交付され、 同日付けで通知書が発送されました。令和3年12月14日(火)までに 「まだ事業を廃止していない」旨の届出がなく、また、必要な登記(役員 変更等)の申請もしていな…

みなし解散と法人税等申告 パート1

● 法務省は、最後の登記から12年を経過した株式会社や5年を 経過した一般社団法人及び一般財団法人に対して、「法人が稼働 していないのであれば解散登記をする」という内容の通知書を送付 し、該当法人から回答がない場合は職権で解散登記を行っています…

中小企業倒産防止共済の審査強化 パート2

●パート1からつづき 会計検査院が所得税の申告における倒産防止共済特例の適用が適切か、 返戻金額の収入計上に係る審査体制が整備されているかを検査したところ、 次の問題点が明らかとなりました。 ① 所得税の申告においては、倒産防止共済特例の適用に関…

中小企業倒産防止共済の審査強化 パート1

● 中小企業倒産防止共済制度(いわゆる経営セーフティー共済)は、取引先 事業者が倒産した際に、中小企業や個人事業者が連鎖倒産や経営難に陥る ことを防ぐための制度です。無担保・無保証人で掛金の最高10倍(上限 8000万円)まで借入れでき、掛金は…