● ニッセイ基礎研究所は、「消費税率引上げによる経済への影響試算
(2013〜2016年度)を掲載しました。 それによりますと、2013年度
は増税される前に個人消費、住宅投資の駆け込み需要が発生し、実質
GDPは0.7%押し上げられるとし、駆け込み需要は年度末にかけて拡大
し、税率引上げ直前の2014年1〜3月期には成長率を前期比1.5%(年率
6.1%)押上げると試算しております。
また、2013年度から2016年度までの影響については、2014年度は賭
け込み需要の反動減(▲0.7%)と物価上昇に伴う実質所得の低下に
よる影響(▲0.7%)が重なる為、実質GDPは1.4%押し下げられると
しております。
さらに、実質GDP成長率への影響は▲2.1%と非常に大きなものと
なるため、2014年度はマイナス成長となる可能性が高く、2015年10月
からの税率の再引上げが困難となる事態も考えられると指摘して
おります。 (パート2へ続く)