消費税率引上げによる経済への影響試算パート2

 ● 具体的には、2013年度の駆け込み需要は、個人消費が2.5兆円、
  住宅投資が1.3兆円、合計で3.9兆円、GDP比で0.7%と試算して
  おります。
   2014年度は、2013年度の駆け込み需要と同額の反動減(GDP
  で▲0.7%)が生じることに加え、消費者物価が2.1%押し上げ
  られることに伴う実質所得の低下によって、実質GDPは0.7%押し
  さげられるため、2014年度の実質GDPの低下幅は▲1.4%と
  みております。

 ● さらに、2015年度は、前年度の税率引上げの累積的な下押し
  に、2度目の税率引上げ(8%→10%)の影響が加わる事で、
  実質GDPはベースラインから▲1.5%低下し、2015年度の引上げは
  10月からとなっているため、年度平均でみれば1%分の影響と
  みております。
   2016年度は、累積的な影響に加え、2015年度(平均)に比べ
  消費税率が1%分高くなることから実質GDPはベースラインから
  ▲1.9%低下するとしております。