毎日いろいろな会社を訪問し、いろいろな経営者のお話をお伺い
して感じることは、多くの会社が自社の将来の明確なビジョンがない
ということです。自分の会社を三年後、五年後には、どのような会社
にしたいのか ということが明確でないのです。
航海には羅針盤（コンパス）が必要なように、企業においても、
経営計画が必要なことは随分と以前からいわれてきました。
にもかかわらず、なぜ多くの企業で自社の経営計画書が策定
されないのでしょうか？
その理由は、大きく次の三つであると考えます。
一 時間がない
二 つくり方がわからない
三 計画をつくっても計画どおりにいかないのだから、作ってもしかたがない。
経営は、なかなか計画どおりにはいきません。しかし、大切なのは計画どおり
にいかないことを悲観するのではなく、なぜ計画どおりにいかなかったのか
その原因を突き止めて適切に対処することです。
経営計画があると、経営することが楽しくなります。
経営計画書があると、安心して経営に取り組むことができます。
